【ブログ】春空の下、ゆる散歩の巻

こんにちは。絵本制作室の三島です。
突然ですが、この写真どこで撮ったものかわかりますか?


涼し気な森林にみえます

 

長野県の軽井沢あたり? いいえ、違います。都内です。

じつはこの写真、九段下で撮った写真なんです。
皇居外苑 北の丸公園からすこし離れたところです。23区内に、こんなにマイナスイオンが降りそそいでいそうなところがあること、みなさん知ってましたか?

先週の日曜日、トップスタジオHR社の親会社のSさんが「ぶらり千代田区散歩・皇居東御苑の巻」を企画してくれて、希望者数名が参加しました。
都内に居住・勤務していながら、意外と知らない名所ってたくさんあるんです。半日で気軽に行ける、都内の名所をゆるっと巡ろうという企画でした。

意外と知られていない名所のひとつが、今回訪れた皇居東御苑。皇居外苑といえば、眼鏡橋や桜田門が有名ですが、皇居東御苑のおすすめポイントは、江戸城跡の歴史を感じられることです。今回は、そんな皇居東御苑のおすすめポイントをゆるっとレポートしたいと思います!

 

なんといっても巨大な石垣が圧巻!

大手門から東御苑に入るとすぐに、どどーんと石垣が現れます。見てください、巨大な石たちが青空に向かって高々と積み上げられた様を!


形のそろった四角形が積み上げられた石垣
そのひとつひとつの石が大きい!

 

積み上げられた石ひとつがとても大きいこと、形よく美しい四角形に削られていることに驚きます。どうやったらこんな風にキレイに削れるのでしょう? どうやって運ばれてきたのでしょう? 圧巻の光景に、しばし目を奪われました。


圧巻の石垣!

 

あとで皇居外苑のホームページで調べてみると、石の加工法にはいろいろあることがわかりました。(https://fng.or.jp/koukyo/2016/12/27/post_223/

石のひとつひとつの接合面が大きくなるように加工して積み上げ、すき間に小石を敷き詰めるのが「打ち込みハギ」。ノミやタガネで石を削り、石と石をすき間なく積み上げる方法が「切り込みハギ」というそうです。

この皇居東御苑の石垣は、「切り込みハギ」が見事な場所でした!


美しい石垣技術
当時の職人さんの技を今でも感じられます

 

名前が魅力的なハナショウブ

数々の品種の花菖蒲(ハナショウブ)を見ることができるエリア、菖蒲田があります。明治神宮の菖蒲田から株分けされた84品種もの花菖蒲が植えられているとのこと。

6月中旬が見ごろとのことで、まだ時期的には早かったのですが、開花のピークになればどんなにきれいだろうと想像しました。


ピーク時にはさまざまな品種の花菖蒲が咲き乱れることでしょう

 

ちなみに私は、アヤメとハナショウブの違いがわからなかったのですが、花びらの模様と生息地に違いがあるとのこと。ハナショウブの花びらの根元部分には黄色の線が入っていて、アヤメは網目模様になっているのだそう。ハナショウブは湿地に生息し、アヤメは乾燥地に生息するとのことです。

菖蒲田を見ていて気になったのが、それぞれの品種の立札です。「御所遊」「酔美人」「葵の上」「鬼が島」「剣の舞」などという、なんともカッコいい名前が付けられています。どんな花が咲くのだろうと、名前から想像をしながら見ていました。

そして、菖蒲田と背景のビル群の融合が、千代田区ならではの風景です。ガラス張りのビルに空色が映って、都会のオアシスが演出されていました。

 

都道府県の木

都道府県の木が植えられているエリアがあります。皆さんは、ご自分のお住まいの都道府県または出身地の木をご存知ですか?
わたくしの出身県は長野県、居住地は神奈川県ですが、いずれも全く思いつきませんでした! 長野県は白樺、神奈川県はイチョウだそうです。


47都道府県の都道府県の木が植えられています

 

エゾ松や白樺から、ヤシ科のフェニックスまで、日本全国の木を一カ所で堪能できるのは、皇居東御苑だけといっても過言ではないでしょう。皇居スゴイ。

 

語りつくせぬ魅力あふれる皇居東御苑。
次回のブログでは、江戸城本丸跡地の様子をレポートします!
お楽しみに(つづく)。